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 設定・用語集

世界観考証:たかひろ & ヒュムノスクラスタ

-世界観-

 

A.D.5218。惑星『アルシエル』は、詩魔法に代わって発達した波動科学の力で、穏やかに繁栄していました。

大地は未だ手つかずの土地も多いものの、着陸した旧ホルスの翼と、アルトネリコを中心に発達し、

グラスメルクを応用した世界最大の工業力を有する『ソル・シエール』

 

メタファリカの古都インフェリアーレを行政中枢とし、伝統を文化を重んじる宗教国家メタファルス』

約1400年前に、第3塔ハーヴェスターシャを失ったことでいち早く大地を開拓し、

高度なインフラテクノロジーはじめとした、数多くの先端技術を持つに至った『ソル・クラスタ』の、

3つの大国が緩やかに統治しており、国家間の交流も盛んなようです。

 

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惑星意思の姉妹神に封印を解かれた後、新たな時代にしばらくは戸惑いましたが、霞音さんに誘われてこの町で暮らすようになってからは、少しずつ現代の様子がわかってきたので、ここにまとめてみましょう。

 瑠芭・フォールスウィルラ 

-エクラエクストラクト-

 

ヒュムノスエクストラクトを中心に、詩魔法を音楽作品として再現したものは、

ジャンルを問わず『エクラエクストラクト』に分類されます。

 

惑星再生からしばらくはまだ詩魔法も健在でしたが、波動科学の進歩もあり、詩魔法程の劇的ではないものの、

安定したエネルギーを取り出す技術が生まれた結果、次第に移行して行き、詩魔法は失われた技術となりました。

 

しかし惑星の開拓がある程度完了し、完全に地表が生活の基盤となったころから、

ヒュムノスを惑星の遺産としてなんとか再興できないかと、メタファルスを中心に当時の人々が模索し、

ヒュムノスの波動が心地よいものであったり、『詩』という原点に立ち返ろうとした結果、『謳』うではなく『歌』い、

波動を奏でるという方法として、現存していた詩魔法を音楽作品として再現したのが始まりといわれています。

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実際の詩魔法をいかに忠実に再現するかを重視したり、オーケストラや吹奏楽を伴奏に、合唱で音楽性を追求して壮大に仕上げたり、色んなアレンジがあるけど、特に人気なのは、歴史上で大きな出来事があった時代のものね。

 霞音・イェールベルクリューンカ 

-Hymmne an Fhyu-

 

この町を拠点に活動している市民楽団で、町の神殿の聖歌隊とアカデミーの卒業生たちが結成した吹奏楽団が、

10年ほど前の神殿の祭りで、『エクラエクストラクト』を共演したことをきっかけに合併して結成されました。

近年は詩と楽器、どちらも行う団員も多いですが、未だにそれぞれの派閥があるようで、

その対策として一般の楽団としては珍しく、連盟には吹奏楽団と合唱団としてそれぞれが登録されています。

 

団員は現在総勢90人ほどで、交響的な楽団としては町唯一のものになるということもあり、

高い技術力を持つ名手から趣味で詩や楽器を始めた初心者まで、幅広い層で構成され、

毎週1回、神殿の聖堂で練習しています。活動は年1回の定期演奏会を軸に、2年に一度のヒュムノスコンクール、

町の祭りでのアカデミーとの合同エクラエクストラクト、町の依頼演奏など様々です。

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楽団名はヒュムノス語で『風と詩』を意味し、吹奏楽と詩によるエクラエクストラクトを端的に表しているようです。ただ、今のところ、コンクールでは吹奏楽と合唱の複合クラスはなく、それぞれ2部門に分かれて参加しています。Hymmne an Fhyuの強みを活かせないのは少し残念ですね……。

 瑠芭・フォールスウィルラ 

-第四世代レーヴァテイル-

 

現代におけるレーヴァテイルの基本形ですが、詩魔法を行使することはできず、

またヒュムノスに対する知識もほとんど持っていません。

なぜこうなったかというと、歴史の中で詩魔法に代わるものが現れ、それに淘汰された結果です。

波動科学の力が詩魔法に匹敵するようになってきたA.D.4300頃、ある革新的な技術が確立しました。

それは、第三世代レーヴァテイルに施される、半永久的な延命処置です。

代償としてインストールポイントやダイブ、塔へのアクセス権限といった、

レーヴァテイルとしての機能はほとんど封じられますが、当時の第三世代レーヴァテイルたちは、

波動科学の発達ですでに詩魔法を謳う必要がなくなっていたこともあり、

これを治療としてすがったことは想像に難くありません。

そして、この治療を経た第三世代レーヴァテイルたちは、塔から解放された新時代のレーヴァテイルとして、

いつしか自らを『第四世代レーヴァテイル』と呼ぶようになっていきました。

えーっと、もっと詳しく説明すると​……

第3塔ハーヴェスターシャ消滅から遅れることおよそ200年余り、A.D.4000頃から残る2つの国家でも再生した惑星の大規模な開発が始まりました。まず開発のためにすでに中継衛星による塔間ネットワークよって直線状でのみ広まっていた第1塔アルトネリコの範囲を惑星全土に広げる改修が行われ、新たに製造された多数のβ純血種やその子供の第三世代が動員され、詩魔法の力で開拓を進めていきましたが、未だ第三世代の寿命の問題は根強くありました。延命剤ダイキリティに代わるレーヴァテイル質を抑え込むブロッキング手術なども開発されていましたが、成功率やコストの問題で普及せず、またソル・クラスタを中心に徐々に発達していった波動科学の影響もあり、感情に左右される詩魔法は前時代の遺物、という風潮がアルシエル全土において広まっていきました。惑星の開発が進み、A.D.4300頃、NEE Estrangementprotocol(NEE 疎外プロトコル)に従った第三世代レーヴァテイルに施される半永久的な延命処置という、革新的な技術が確立しました。その原理はレーヴァテイルのインストールポイント表層にプロクシーサーバを構築しNEEというアルトネリコのレーヴァテイルとしての機能への定常H波の要求信号、変換プロセスを偽装し、表面上レーヴァテイルとして正常に機能しているように誤認させることで生命力である定常H波の消耗を防ぐ方法のようです。

​……らしいわよ!

 霞音・イェールベルクリューンカ 

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-現在地の地方都市について-

 

ソル・クラスタ大牙堕天峰より西におよそ300kmの湖のほとりに佇む、人口5万人ほどの都市です。

開発の一環でつくられた地方都市の1つに過ぎないようですが、元々この地に存在していた惑星意思の一柱の頼みで

神殿が築かれたことから、ソル・クラスタでは珍しい神殿を中心にした都市構造となっています。

現在の中心部の神殿は、図書館やコンサートホールなどを備えた町の文化会館としての側面もある一方で、

惑星意思に仕える巫を1年ごとに町の子供達から募集したり、一般から入門した巫が修行を行う修道院でもあります。

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町の近くには私が封印された廃聖堂があり、元々は【Lia=Rne】(リア・ルーネ)という、詩を信仰する教団のβ純血種の製造施設だったようです。

町の惑星意思が何らかの影響を与えた結果、β純血種が暴走し閉鎖されるという、教団にとっては忌むべき場所となったみたいですね。

 瑠芭・フォールスウィルラ 

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